[クロマトグラムの重ね書き]コマンド |
既に作成されているクロマトデータファイルからクロマトデータを選択して、現在選択されているグラフに重ね書きします。
■重ね書きの手順
表示−[重ね書き]コマンドを実行して、グラフを重ね書きモードに切り替えます。
ファイルー[クロマトグラムの重ね書き]コマンドを実行すると、重ね書きするデータの選択画面が表示されます。
ボタンを押すと、ファイルオープンダイアログが表示されるので、重ね書きするデータを選択してください。
○ドラッグ&ドロップにより上書きするクロマトデータを選択する方法
クロマトデータプレビューウインドからクロマトデータを選択して、解析画面のグラフ上にドラッグ&ドロップする事で、重ね書きするデータを選択する事もできます。
データプレビューモード
プロジェクトプレビューモード
重ね書きしたデータに含まれるアナログ入力チャンネルが表示されるので、アナログ入力チャンネルのタブを選択してください。
「データ系列名」のテキストボックスには、選択したアナログ入力チャンネルが属するデータ系列の表示名が示されます。
必要に応じて、表示名を変更する事が可能です。
○縦軸スケールを合わせる
チェックマークを入れると、元データと、重ね書きされたデータの縦軸スケールは、常に同じ値が設定されます。
重ね書きしたデータ同士で、信号レベルの大きさを比較する場合に適しています。
チェックマークを外すと、元データと、インポートされたデータは、それぞれ独立したスケールとなります。
信号強度が大きく違うクロマトデータを比較する場合に適しています。
○シフト量
「縦軸スケールを合わせる」にチェックマークを入れた時に有効な機能です。
重ね書きしたデータを、少しずつシフトして表示します。
設定値は、縦軸方向、横軸方向とも、それぞれのフルスケールに対するパーセンテージとなります。
設定範囲は、0%〜20%の間となります。
【インポート実行】ボタンを押すと、選択したデータがグラフに重ね書きされます。
重ね書きされたデータは、通常のデータと同じように扱うことができ、表示スタイルの変更などが可能です。
解析属性を設定する事で、重ね書きしたデータを波形解析する事も可能です。
解析属性を設定する場合は、表示−[レイアウトモード]コマンドを実行してレイアウトモードに切り替えた後、編集−[グラフ設定]コマンドを実行して、アナログ入力チャンネルのプロパティ設定を行って下さい。
■複数チャンネルのデータが表示されている画面への重ね書きについて
CH1とCH2が一つのグラフに描画されている場合の、重ね書きの手順について説明します。
どのデータに重ね書きをするかを選択します。
この例では、「データ系列1」と書かれた凡例をクリックしてデータ系列1を選択します。
表示−[重ね書き]コマンドを実行して、グラフを重ね書きモードに切り替えます。
凡例「データ系列2」の下のCH2をクリックして、CH2のライン設定画面を表示します。
主線グループ上の、「表示する」のチェックマークをはずします。
【OK】ボタンを押すと、CH2のデータが非表示となります。
以後は、上記手順に従って、データを重ね書きしてください。