[条件設定]コマンド |
エクスポート条件を設定したり、テンプレートファイルを指定します。
[条件設定]コマンドを実行すると、条件設定ダイアログが表示されます。
■エクスポートデータの最大点数
データ点数が多くなると、それに応じて処理時間が長くなります。
データ点数が設定値を超えた場合は、元データの点数を間引いてエクスポート処理を実行することで処理時間を短縮します。
初期値は5000点に設定されています。
■グラフ表示
グラフに複数のクロマトデータが表示されている場合に、選択されているデータ系列のみエクスポートするか、グラフに表示されている全てのデータ系列をエクスポートするかを指定します。
「全てのデータ系列を表示する」が選択された場合は、データ系列を重ね書きで表示します。
初期値は、「選択されているデータ系列のみ表示する」に設定されています。
重ね書きされたデータ系列
■平均値表示
繰返し回数が2回以上に設定されている場合の解析結果の表示形式を指定します。
○平均値を表示する
各繰り返し番号の計算結果と、その平均値を出力します。
○平均値を表示しない
各繰り返し番号の計算結果のみ出力します。
○平均値のみ表示する
各繰り返しの計算結果の平均値のみ出力します。
■テンプレートファイルの指定
テンプレートファイルを使用する場合は、テンプレートファイル名出力ボックス横の ボタンを押すと、ファイルオープンダイアログが表示されるので、テンプレートファイルを選択してください。
テンプレートファイルを指定すると、「テンプレートファイルを使用する」にチェックマークが入ります。
テンプレートファイルを使用しない場合は、チェックマークを外してください。
テンプレートファイルに関しては、テンプレートファイルを参照して下さい。
出力条件を設定後、【OK】ボタンを押すと設定内容が、クロマトデータに保存されます。
【エクスポート】ボタンを押すと、設定内容を保存して、エクセルへのエクスポートを実行します。
ユーザが設定した書式のテンプレートファイルを使い、所定の位置にグラフを描画したり、解析結果などの分析情報を表示したりする事ができます。
表示項目の文字のスタイルや、カラー等も任意に設定する事ができ、より自由度の高い表示レイアウトを設計する事ができます。
出力位置や出力項目の指定には、出力制御ラベルを使用します。
出力制御ラベルは、接頭部に文字列**が付加された文字列です。
注意)接頭部に**が付加されている文字列は、出力制御ラベルとして扱われます。対応する制御の存在しない出力制御ラベルは、エクスポート時になにも出力されずにブランクとなります。
○グラフ描画位置の指定
出力制御ラベル |
機能 |
**StartGraph |
グラフの右上の位置を指定します。 |
**EndGraph |
グラフの左下の位置を指定します。 |
グラフ位置指定のテンプレートファイル
上記テンプレートファイルによる出力例
○解析結果表示位置指定
出力制御ラベル |
機能 |
**StartPeak |
解析結果表示の開始位置を指定します。 |
**EndPeak |
解析結果表示の終了位置を指定します。 |
**StartGroup |
グルーピング解析結果表示の開始位置を指定します |
**EndGroup |
グルーピング解析結果表示の終了位置を指定します。 |
解析結果の終了位置を指定しない場合は、表示内容を全て出力します。
**StartPeak〜**EndPeak、**StartGroup〜**EndGroupをひとつの表示ブロックとして、複数の表示ブロックを設定する事ができます。
解析結果表示位置指定のテンプレートファイル
上記テンプレートファイルによる出力例
○表示項目指定
解析結果の表示項目を直接セルに指定する事ができます。
分析情報
項目名 |
出力制御ラベル |
内容 |
日時 |
**AI_DATE_TIME |
連続分析が開始された日時 |
コメント |
**AI_COMMENT |
コメント |
ユーザ設定 項目名 |
**AI_ADDITIONAL_TITLE[n] |
n番目のユーザ設定項目の項目名 0,1,2,… |
ユーザ設定 値 |
**AI_ADDITIONAL_ITEM[n] |
n番目のユーザ設定項目の値 0,1,2,… |
サンプル情報
項目名 |
出力制御ラベル |
内容 |
日時 |
**SI_DATE_TIME |
このサンプルの分析が開始した日時 |
コメント |
**SI_COMMENT |
コメント |
ユーザ設定 項目名 |
**SI_ADDITIONAL_TITLE[n] |
n番目のユーザ設定項目の項目名 0,1,2,…, |
ユーザ設定 値 |
**SI_ADDITIONAL_ITEM[n] |
n番目のユーザ設定項目の値 0,1,2,… |
解析条件
項目名 |
出力制御ラベル |
内容 |
グルーピングの種類 |
**AC_GROUPING_MODE |
ピーク解析/グループ検量/濃度和 |
同定テーブル使用 ・不使用 |
**AC_USE_ID_TABLE |
使用する/使用しない |
定量結果の百分率表示 |
**AC_AMOUNT_PC |
有効/無効 |
最小検出面積 |
**AC_MIN_AREA |
|
最小検出高さ |
**AC_MIN_HEIGHT |
|
最小検出幅 |
**AC_MIN_WIDTH |
|
スロープ |
**AC_SLOPE |
|
ダブルウィズタイム |
**AC_DWTIME |
|
平坦性 |
**AC_FLAT_FACTOR |
|
面積計算法 |
**AC_NTP_MODE |
半値幅法/接線法/(面積/高さ)法 |
同定テーブル
項目名 |
出力制御ラベル |
内容 |
ピーク名 |
**DP_PEAK_NAME[n] |
|
グループ名 |
**DP_GROUP_NAME[n] |
|
リテンションタイム |
**DP_RT[n] |
|
許容量 |
**DP_WT[n] |
|
参照ピーク |
**DP_REF_PEAK[n] |
On/ブランク |
内部標準点 |
**DP_ISTD[n] |
On/ブランク |
内部標準番号 |
**DP_ISTD_ID[n] |
|
n:ピーク番号 0,1,2,…
解析メソッド
項目名 |
出力制御ラベル |
内容 |
ファンクション |
**TP_FUNC[n] |
部分解析/部分削除/リーディング/テーリング 谷渡り/垂直分割/ネガティブピーク |
開始時間 |
**TP_START_TIME[n] |
|
終了時間 |
**TP_END_TIME[n] |
|
検出最小面積 |
**TP_MIN_HEIGHT[n] |
|
最小検出高さ |
**TP_MIN_AREA[n] |
|
最小検出幅 |
**TP_MIN_WIDTH[n] |
|
スロープ |
**TP_SLOPE[n] |
|
n:ステップ番号 0,1,2,…
検量線情報
項目名 |
出力制御ラベル |
内容 |
原点処理 |
**STD_ZERO_OPERATION[n] |
通過する/加味する/加味しない |
検量線 |
**STD_ORDER[n] |
1次/2次/3次 |
レスポンスファクタ |
**STD_RESPONSE_MODE[n] |
面積/高さ |
濃度単位 |
**STD_CONC_UNIT[n] |
|
成分名 |
**STD_PEAK_NAME[n] |
|
A |
**STD_FACTOR_A[n] |
1次:Conc = A*X+B 2次:Conc = A *X2
+ B*X + C 3次:Conc = A * X3
+ B*X2 + C*X +D Conc:濃度 X:レスポンス |
B |
**STD_FACTOR_B[n] |
|
C |
**STD_FACTOR_C[n] |
|
D |
**STD_FACTOR_D[n] |
|
相関係数 |
**STD_CORRELATION[n] |
|
レスポンス |
**STD_RESPONSE[n][m] |
面積 または 高さ |
濃度 |
**STD_CONC[n][m] |
|
n:検量線番号 m:検量点番号
解析結果
ピーク解析結果
項目名 |
出力制御ラベル |
ピーク名 |
**P_PEAK_NAME[n] |
グループ名 |
**P_GROUP_NAME[n] |
リテンションタイム |
**P_RT[n][m] |
面積 |
**P_AREA[n][m] |
面積(平均値) |
**P_AREA[n] |
面積% |
**P_AREA_PC[n][m] |
面積%(平均値) |
**P_AREA_PC[n] |
高さ |
**P_HEIGHT[n][m] |
高さ(平均値) |
**P_HEIGHT[n] |
定量値 |
**P_AMOUNT[n][m] |
定量値(平均値) |
**P_AMOUNT[n] |
定量単位 |
**P_AMOUNT_UNIT[n] |
理論段数 |
**P_NTP[n][m] |
理論段数(平均値) |
**P_NTP[n] |
対称性 |
**P_TF[n][m] |
対称性(平均値) |
**P_TF[n] |
分離度 |
**P_RS[n][m] |
分離度(平均値) |
**P_RS[n] |
n:ピーク番号 0,1,2,…
m:繰り返し番号 0〜9
グルーピング解析結果
項目名 |
出力制御ラベル |
グループ名 |
**G_GROUP_NAME[n] |
面積 |
**G_AREA[n][m] |
面積%(平均値) |
**G_AREA[n] |
面積% |
**G_AREA_PC[n][m] |
面積%(平均値) |
**G_AREA_PC[n] |
高さ |
**G_HEIGHT[n][m] |
高さ(平均値) |
**G_HEIGHT[n] |
定量値 |
**G_AMOUNT[n][m] |
定量値(平均値) |
**G_AMOUNT[n] |
定量単位 |
**G_AMOUNT_UNIT[n] |
n:グループ番号 0,1,2,…
m:繰り返し番号 0〜9
※解析結果の表示桁数は、オプション−[解析結果表示設定]コマンドで設定された値が使われます。
その他
項目名 |
出力制御ラベル |
内容 |
ファイル名 |
**CHROMATO_FILE_NAME |
データファイル名 |
フルパス名 |
**CHROMATO_FULL_PATH_NAME |
フォルダー名を含んだデータファイル名 |
解析メソッド名 |
**ANALYSIS_METHOD_FILE_NAME |
解析メソッドファイル名 |
解析メソッド フルパス名 |
**ANALYSIS_METHOD_FULL_PATH_NAME |
フォルダー名も含んだ、 解析メソッドファイル名 |
グラフ名 |
**GRAPH_NAME |
選択されているグラフ名 |
データ系列名 |
**DATA_SET_NAME |
選択されているデータ系列名 |
信号単位 |
**SIGNAL_UNIT |
データ系列の信号単位 |
解析チャンネル名 |
**ANALYSIS_CHANNEL_NAME |
解析チャンネル名 |
ブランク名 |
**BLANK_NAME |
ブランクファイル名 |
○テンプレートファイルの例
・以下は、分離係数を計算するテンプレートファイルと、その出力例です。
テンプレートファイル
セルに表示する表示項目を示した表示項目ラベルを、所定のセルに設定し、表示スタイルを指定します。
E33〜E36のセルには、分離係数を計算する数式を設定します。
セル番号 |
数式 |
E33 |
=(C34-C32)/(C33-C32) |
E34 |
=(C35-C32)/(C34-C32) |
E35 |
=(C36-C32)/(C35-C32) |
E36 |
=(C37-C32)/(C36-C32) |
上記テンプレートファイルによる出力例