タイムバンド法によるグルーピング

 

リテンションタイムで指定された区間内で検出されたピークを、グループ分けする方法です。

 

主成分のピークと、その他の不純物の比率を、タイムバンド法により計算する手順を説明します。

←主成分のピーク

 

不純物のピーク

 
同定なし解析

 

@   グルーピングの指定は、「グループ検量」とします。

A   主成分のピークを同定テーブルに登録し、グループ名を設定します。

B   不純物の同定テーブルを設定します。

この設定では、リテンションタイムが2分〜8分の間に検出されるピークを不純物とします。

$GRP_STARTは、グルーピングの開始を示すラベル名です。

同定テーブル開始時間

 

グループ名と、グルーピングの開始時間を設定します。

同定テーブルグループ名

 

グルーピングの終了時間を設定して下さい。

同定テーブル完成

 

C   一括解析ボタンを押して、同定を実行します。

グルーピング実行結果

 

解析結果ウインドウには、同定された成分の解析結果と、グルーピングされた成分の解析結果が表示されます。

グルーピング解析結果

 

※グルーピングの区間は、複数個する事ができ、それぞれの区間に別々のグループを割り付ける事が可能です。

※グルーピングされた各成分は、検量線を用いて定量計算をすることができます。

詳細については、「グループ検量の手順」を参照してください。